病みに恋




「聞いてんの?」

「こないで」

あたしにはひとりぼっちが1番似合う

誰かと幸せになるなんて似合わない


今りるさんに甘えることは自分がだめに
なることだと思った

りるさんの優しさに甘える自分が嫌だ

あたしは孤独しか似合わない

だから、だから

もぉりるさんから離れなきゃいけない

依存しちゃう前に

公園から姿を消そうとした時、

腕を捕まれた

「お前は俺を生涯孤独にさせてぇの?」

そんなに優しく言わないで

震える私を抱きしめようとするりるさん

「やだっ」

必死で抵抗するけどりるさんの胸の中

懐かしい温もりに涙がこぼれる

「あたしには1人しか似合わないの。
りるさんに依存しちゃいけないの。」

「依存しろ。まだたりねぇ。俺がいなきゃ
生きてけねぇぐらい依存してから言え」

「、」

強く抱きしめられたびにあふれてくる涙

「泣け」

それからずーっとりるさんの胸で泣いた


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