やりたいこと
『二宮さん。お疲れ様でした。』

そう言いながら、先生はレントゲンを光る板に張り付けていった。

コンコン―…

『はい?』

ドアの方を振り返るとそこには…

「高島先生!!」

高島先生が息を切らせて立っていた。

『先生でしたか。どうぞ、隣のイスにお座り下さい』

「試合…どうでしたか?」

聞くと高島先生は俺の頭に軽く手をおいた。

「勝ったよ。心配しなくて大丈夫だ!!」
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