黒給仕


「……あひっ!いいっ~ウッえっ……おおうっっ」


アーラアラアラ、スコニコタン。店内に響くよ喘ぎ声。ギシギシギシギシ、リズム良く。振動カタカタ店揺れる。

若いカップルのお客さん、プリプリ生牡蠣食べながら、顔を赤らめ見つめ合う。
こりゃまた破廉恥、困ったよ。チャカポコチャカポコ、スコニコタン。チャカポコチャカポコ、スコパコタン。


「はぁはぁ…お客様は激し過ぎでございます。私…一瞬気を失うかと思いました。」

カチッ

「…如何でしょか?これが私の知る限り、煙草の一番美味しい頂き方なのですが…」

「え?銘柄がラッキーストライクなだけに的中したら…?」

「私で宜しければ全責任をとらせて頂きます…。すいません、私も失礼して一服…。」

「え?私の銘柄でございますか?」

「…i(愛)シーンでございます。…おあとが宜しいようで。」


チャカポコチャカポコスコニコタン、チャカポコチャカポコオワリダモン…












終幕

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