〜うちのバストの秘密〜
…やっとバスが到着。
来るならもっと早く来てよねー
なんて、心の中では悪態つきながら、
バスのお腹辺りにいる、貼付けたような固い笑顔の新人アイドル、の広告を恨めしげに睨む。
…新人アイドルさんからしたら、えらいとばっちりだろーけど。
フンッと鼻で笑って、バスに乗り込む。
バスに乗り込むといつもより遅い時間だからなのか、
少しバス内にいる人が多い。
いつもなら椅子に座れるのに…
何気なく、いつも座ってる定位置の座席の前に行くが、そこには男の子が座っていた。