恋桜

告白

悠日くんは周りをキョロキョロ見回して小言で言った。

「……すきなんだよ」

えっ?

誰が誰の事を??

「へ?誰の事を?」

「梨桜奈のことが…梨桜奈は?」

あたしはそんなの決まってる

「あたしもすき!!」

「まじかww」

私は微笑みながらコクリと頷いた。

「ねぇねぇ他の女子と仲良くしたらやだ…」

「梨桜奈可愛いw分かった仲良くしない」

やったー

あたしだけ女子の中では特別なんだ。

これほど嬉しいことはない。

そんな事を考えてるとびっくりするような事を言われた。

「なぁキスしていい?」


ぇっ?!

そりゃいいけど恥ずかしいよう…

でも付き合ってるんだし…

「いいよ。」

そしてゆっくりとあたしと悠日くんの唇が重なった。
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