さよなら、いつか。②―幕末新選組伝―



「そ、そうと決まれば一刻も早く隊士を集めよう。出動準備だ。」





土方さんの言葉で、みんなが一斉に立ち上がる。




決意に満ちた表情。




胸の内に燃える赤をじっと見つめて、私も立ち上がった。





私は、近藤隊について行こう。





沖田さんの身体が心配だし、本命は8割方池田屋。





そうなったら、答えは二つに一つしかない。





私だって、一騎当千の働きをしてみせる。





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