ゾンビのヒットマン
「だがちょっと待っていただきたい」


諦めない。
私はまだこの女を諦めない。

疑問が残っている限りは徹底的に追及する。

私の輝かしい未来(グレーマスクとの結婚)のために!


「恋人なのなら、なぜもじゃブタを殺そうとしたのだろうか?」


そう、その点が、より一層謎になったのだ。


(『オレの恋人を奪ったヤツがいる。取り返すために、人を殺したい』)


そう言っていた。

ここに今の状況を当てはめると、

“グレーマスクの恋人であるもじゃブタを奪ったヤツがいる。取り返すために、もじゃブタを殺したい”

となる。

意味がわからない。

迷宮入りだ。

おそらくは、毛利探偵事務所に依頼しても迷宮入りだろう。


「……もじゃブタ社長は、浮気をしたんです」


なんて最低な男だ。

今すぐ私に乗り変えるべきだ。

今すぐに!

ヘイカモンベイベー!


「偶然目撃しちゃったんです。彼が、ピンクの看板のお店から出てくるのを」


……それは浮気なのだろうか?

おそらくもじゃブタは“肉体的に”限界だったのではないだろうか。

だが、乗り変えるべきだ!

今すぐに!
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