Mカレ?!可愛いピンクな恋心…。
だけど、神崎くんの近くには…

あのあゅって女がいる。

みんな自分の席に着いたので、私も席にバッグを置いた。

「よぉ倉木!隣だったんだな!」

気付かれた。
神崎くんに気付かれるのは全然いいんだけど……

「へぇ……この人が倉木さんか。」

ヤツにも気付かれた。

「私、松原あゅっていいます!よろしくね?倉木さん?」


「は、はい……」

ガラガラ……
「はい席につけ~!!!」

8時半。
担任が入ってきた。


「あ、先生来ちゃった!またね神崎くん!!!倉木さん……。」

私は、あははは…と手を振っといた。
ただ、やけに最後の倉木さん……とヤツの言った時の声が低くて、不気味だった。
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