いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩

☆相太side


何かを変えなきゃいけないと思ったいた。


このまま七海と付き合っていることは正しくないとわかっていた。

だから今日別れようと言った。なのにどうしてこうなるんだろう。


「相太ごはん~!」


ベットの上で何も見えないように腕で顔を覆った。

「相太~?」


わかっていた。七海がずっと俺に嘘ついてる事。
でも別れられなかったのは同情だけじゃない。


本当に好きだったから。ほっとけなかったから。

「もう、知らないわよ!」



♪ブーブーブー

「…んだよ」


嫌々立ち上がり鞄の中から携帯をとりだした。

ディスプレーには【新着メール2件】の文字。




一件目は姉貴から『さっさと降りてこい』

もう一件は…


「楓夏?」
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