ブログ女 ーAyu Official Blogー
『そう言えばさ…』
無言の車内
あたしは運転中の
結城に話しかける
「ん?」
『退院する時…健太にちゃんと挨拶したの?』
「何で突然?」
『いや、あのガキ…結城の事一番お気に入りみたいだったからさ』
" お気に入り "
そう聞いた結城は
ははっと軽く笑う
「勿論、挨拶したよ。その時に突然個室に移った事も謝っといた」
『健太怒ってたろ?』
「いや、怒ってなかったけどさ… 健太に寂しくなるからまだ入院してればいいのにって言われたよ」
そう言えば結城が
個室に移って以来
あたしは
健太の見舞いに一切行ってない
偉そうなガキだけど
寂しがりやな上可愛い所もあるし
まぁまた顔でも見に行ってやらねえとな
『健太の言う通り、退院延長してのんびりしてれば良かったんじゃね?』
「いやいや、のんびりしてる暇なんてないって」
『そっか』
あたしは
健太の事を考えながら
結城の話に返事を返す