ブログ女 ーAyu Official Blogー
あたしは
誘われるがまま家の中へ入る..
ギシッ
ギシッ
ギシッ
1歩また1歩と
息を潜めて慎重に歩き
女の子に着いて行く。
『……。』
部屋の中は薄暗く嫌な雰囲気が漂い
今にも何か出そう
そんな中
女の子は家の真ん中にある大きな階段を駆け上がり、またあたしを見て意味深気に微笑む。
『ねぇ、一体どこに行くつもり?』
階段を上がりきった女の子は
真っ直ぐ廊下を歩いて
奥の部屋へ入って行く。
『……。』
- バタン!! -
女の子が
入ると同時に閉まった
部屋のドアの音に驚き
あたしの体はビクっと飛び上がる。
『驚ろ、かせんなよ…』
恐怖感から上手に
呼吸が出来なくて
滅茶苦茶息苦しい