恋愛談義!

「――そうさせてもらう」



ああ、そうだ。

これも体が弱ってるせいだ。

うんうん……そうだ、そのせいだ……



薬を飲んだせいで、強い眠気が襲ってくる。



「――おやすみ、ちかこ」



大きな手で、頬にかかった髪をひと房、すかれる。



「勝手に触らないでよ……」

「ごめん」



窓から差し込む太陽の光と

井上礼央がくすりと笑う声が、妙に優しい空間を作り出しているような気がした。




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