としサバ
 昼休み時間になった。
 雫は保の所へ歩いて行った。


 「あっ、今野さん、大丈夫なの」


 保が笑顔を見せながら言った。

 「うん」

 雫は返事をしながら、ノートを開いて、それを保に見せた。

 ノートには、1行だけ、文字が書かれていた。




 放課後、海を見に行こうよ。




 雫は保の顔を覗いた。

 「うん」

 保は顔をほんのり赤くしながら、はっきりと頷いた。


 (やったー)


 保は心の中で歓声を上げた。




 
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