としサバ
7話 落書き
 雫が教室に入ると、黒板に書かれた大きな文字が目に止まった。
 黒板には、次のような文字が書かれていた。






 姉パンツ、死神、熱愛中!






 そして、その文字の左側には、傘マークが黒板の上下一杯に描かれている。
 その中には、吉岡保、今野雫の名前が書かれていた。


 雫は急いで落書きを消そうとした。
 その時、後ろの方から声がした。



 「消さんといて」



 声のしたほうを見ると、宮崎葵だった。



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