恋愛革命2☆君の笑顔
中はめちゃくちゃだった。

壁には穴が開いて、カーテンが取れかかってる。

音信不通の美里の携帯は、二つに折れてる。

「で?別れたはずの2人がなんで、会ったの?」

冷静なハギ。

一緒に来てもらって、良かった。

美里は、私の後ろに隠れたまま。

「俺は、納得してない・・・から、会いに行った」

「なんで?」

「寄り戻したくて」

「君は、美里ちゃんを好きなの?」

「あぁ」

沈黙。

ハギが、ふぅ~っと大きく息をはいた。

「てめぇのスキってなんなんだよ!!こんなに泣かせて、ふざけんじゃねぇぞ!!」

突然の怒鳴り声に凄くビックリ。

胸ぐらを掴んで、持ち上げる。

「お前のは、スキじゃなくて、単なるエゴ。んなことに、俺の大事な妹巻き込むな」





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