Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



「今日はありがとうございました」


「うん。あっ、恭介に電話してやって。アイツ、たぶんヤキモキしてるだろうから」


「はい」


タクシーが走り出すのを見送って部屋に―


はぁ~


やっぱり疲れてる。


ベッドにドサッと倒れ込んだ。


あっ、電話しなきゃ。


♪♪♪


あっ、携帯


液晶画面を見ると、社長


「はい」


「帰ってんのか」


「はい、今帰って来ました」


「ん。明日迎えに行くから」


へっ?


「社長、遠回りになりますから私一人で行きます」


「俺が迎えに行くつってんの。大人しく待ってろ」


「は、はい」


逆らっても無駄だ。


「明日から、一緒に住むから」


「えっ?」


「荷物纏めとけよ」


「あ、明日からですか?」


「お前の親と俺の親も認めたからな」


「……」


「何か文句あるか?」


「…ありません」



< 117 / 823 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop