Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



「アイツと高藤がぶつかった時、アイツ…手を貸して大丈夫かって聞いたよな」


「はい。副社長が社長に声掛けなければ何か高藤さんに話し掛けてました」


「アイツ…高藤に興味持ったか?…まさかな、ありえねえ。なんたって『子猿』呼ばわりだ」


「でも」


「うん?」


「高藤さんが社長に興味ないって話したら…ちょっと機嫌そこねたような」


「そりゃそうだろ。今までそんな経験ないからな」


「それならいいんですが」


どういう意味だ?


「では、失礼します」


「うん、お疲れ」


水野が帰り…


明日…


10月1日付けで社長秘書にする。


高藤、悪い。


もうお前しかいないんだ。





【黒崎誠 side 終】



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