Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



た、確かに社長秘書が辞めたのは知っている。


凄い美人さんだったんだけど具合が悪いのか顔色も青く、何か元気がなかった。


やっぱり病気だったのね。


「急に辞めたので秘書がいないんだ」


「で、でも私より先輩達が…」


「うんうん、そうなんだけどな、それぞれ各部署で責任ある仕事してるから…無理!その点お前は今俺のとこで秘書アシスタントしてるからだいたい分かるだろ。俺のとことそんなに変わらないし…あ、何かあったら水野が助けてくれるから」


「……」


「高藤君、これは決まったことだから。社長も了承済みだ」


「は、はい…」


わ、私が社長秘書?


入社四ヶ月の私が?


あ、あり得ない!


――





それからあれよあれよと云う間に副社長に連れられて社長室へ―


で、出来るものなら…逃げ出したい。



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