Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「志織、悪かったって」
「……」
「顔上げて」
「……」
「志織」
「も、もう擽らないですか?」
「フッ あぁ」
「もう何もしないですか?」
「今日はな」
「なら、いいです」
「ん」
「おやすみなさい」
「ん…志織」
「は、はい」
「おやすみのキスして」
へっ?
「き、今日は何もしないって」
「俺からはしない。だからお前からして」
「はぁ?」
「早く」
何かおかしくないですか?
「志織、さっさとする」
「は、はい」
急に強い声音で云われたら…条件反射で返事を。
「ん」
し、仕方ない。
恭介さんの頬に手を掛けて
…チュッ!
「おやすみなさい」
抱き締められて眠った。