オレらは青春爆走中【完】
『どしたん?松田?さっきからなんか元気なくね?』
「……」
とうとう三田村にまで心配されてしまう始末だ。
オレって一体何しに来たんだろうな…。
ふっ…と、軽いため息が漏れそうになる。
『松田ぁ〜?どうかしたか?』
「な、なんでもないっす、はい」
魔王藤条…どうやら健在のご様子。
オレが三田村に余計なことを話さないように見張っているようだ。
真面目に恐ろしくて勉強会どころではない。