enjoying!

蓮side


「…おーっ、やってんな!
  桃林!」

…この声、どっかで…。

 「あ、笹嶋さん!?
  一ノ瀬さんも…。」

黒と白の佐倉中のジャージ。

一目でわかった。

 「よっ!」

なんで2人がここに?

しかも先輩達がいないときに限って…。

 「はぁ!?
  なんでテメェここにいんだよ!?」

 「おー、歩斗。
  少しは上手くなったか?」

 「ふざけんな、黙れ!」

一ノ瀬さんが俺の肩をつついた。

 「ねぇ、今日って関東組いないの?」

 「今日は関東組だけ藤乃宮高校に
  行ってます…。」

笹嶋さんの動きが固まった。
< 163 / 247 >

この作品をシェア

pagetop