続・俺様王子の初恋

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「 キッチン勝手にかりちゃった 」





先輩が私の涙を指で拭ってくれて
再度、抱きつこうとしたら
先生が戻ってきた。





「 だ、大丈夫です!! 」


「 あら、お邪魔しちゃった? 」


「 いえ、全然! 」





赤い顔を隠すように
先輩から離れてへらっと笑うと
先生が小さく笑って、





「 あたしの可愛い妹になってね 」


「 ・・・へ? 」


「 さて・・と、来る途中でケーキ
  買ってきたんだけど、食べる? 」










──────────可愛い妹に・・・







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