大好きなの。


「え?」

「一緒に帰ろ?」

「へ!?あ…は、はい。」





「愛結ちゃんは、なんで祐人が好きなの?」

「カッコいいのもそうなんだけどね、前に私、誰もいないところでおもいっきり転んだの。」

「うん」

「でね、誰もいないと思ったら祐人くんがいて…それで、祐人くんがそっと手を差しのべてくれたの」

「…」

「とっても嬉しかった、最初はビックリしたの。祐人くんって冷たい人かと思ってた。」

「うん」

「本当はすっごく優しいんだなー。と思って」

< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop