強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「“店長”だから、前みたいに直接的上司じゃなくて、接する機会は少ないだろうけど」


相変わらず私は智さんに真っ直ぐに見つめられると直立不動になってしまう。

「…けど、“形”として示そうと思ってね」

でも疑問が次から次へと湧いてきて、時間も差し迫っているのとで言葉をかぶせるように聞き返した。


「形?専念させるって…?」

「またこうやって顔が見える距離にいると、嫉妬してしまいそうだったから」



開店の音楽が流れたと同時だった。

誰もいない、休憩室。




「結婚しよう。

·····今すぐ返事が出来ないなら業務命令にするよ?」



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