Love Me...?
「残念だわー、小さい時の葵くん、絶対かわいいのに」
わざとらしく、唇を尖らせて拗ねる母さん。
あなた、いくつですか。
「はは…。そんなことないですよ。苺の方が可愛いですから」
『ちょっ、葵くん!?』
あたしのハードルを上げないで!?
「あっ、そういえば…」
母さんは急に立ち上がって、電話台のところに行った。
「なんだろ…」
『さぁ…』
何かを見つけた母さんは、それを持って戻って来た。
なんだろ…写真…?
「苺が小さい時のなんだけどね〜」