年上の彼氏。



「……では、SHRを終わります」


出席をとり終わると先生は教室を出ていった。

教室はまた賑やかになった。


「じゃあ、私は生徒会室に行ってくるね」


席を立ち、皆に一言言う。
すると、皆笑顔で…


「頑張ってね!」


と言ってくれた。

教室から出て生徒会室に向かう。


「おはようございます!天宮寺様!」


道行くお嬢様、お坊っちゃまに挨拶をされる。

あたしは満面の笑みで挨拶を返す。


「おはようございます」


生徒会室に着くと中には誰も居なかった。

広い室内の生徒会長の机の上には1枚の紙が置いてあった。

《生徒会長様へ

下記に記した仕事をよろしくお願いいたします》

丁寧な字で書かれた紙にはびっしりと仕事内容が記されていた。


「はぁ〜…」


深く溜め息をついて椅子に座る。

仕事を始めようと、机に向かった時だった。


ブルブルブルブル…!!


マナーモードにしておいた携帯がブレザーのポケットで震えた。

あたしはビクッと驚き、慌てて携帯を開く。


「メールだ…」


送信者の名前を見て、あたしは全身が凍りついた…




【from





蒼大】


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