契約の婚約者
沙希はクスクス笑いながら片桐の首に手を回す。


「私ね、結構カタギリさんのこと好きだよ?」


「知っている」


「プッ……自信家~」


「お前に求婚しているんだ。図太くならないとな?」


「いいよ、結婚してあげる」


沙希は片桐の唇に軽くキスを落とす。


「カタギリさんの覚悟とやらのお手並み拝見だね?後悔するなよ?」


「誰がするか。こんないい女を手に入れたんだ」


今度は片桐が沙希の唇を奪う。


それも深く、激しく----



マルセデスベンツのボンネットの上で、二人は何度も深く口付けを交した。




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