私と私。
女用の私
「晴香ー!!おはよー!!」



校門にさしかかったところで、藍に大声で呼ばれた。



「おはよー!!今日も寒いねー。」



笑顔で挨拶を返す私に、藍は昨日彼氏がどうだったとか、親がめんどくさいとか。


中身のない話を私に聞かせてくれた。



玄関まで歩きながら、そんな藍の話に笑顔で頷き、質問をする。



女って大抵の子が、笑顔で質問し返せば話を聞いてくれてるって思うみたい。


単純だよね、本当。


まぁ嫌いじゃないけどさ。
< 1 / 47 >

この作品をシェア

pagetop