Bitter Chocolate
「ん、ぁっ、」

「今、誰のこと思って抱かれてんの?」

「っ、ぁん」

「俺だけ見てろよ」

「っ」

だいの抱きかたは、優しかった。
まるで、恋人同士のような感じだった。

けど、私は、馬鹿だから抱かれてる途中も達也のことが離れなかった。


今、なにしてるの?

なんで、朝あんなに、怒ったの?

何処にいるの?

誰といるの?

私は、あなたのなに?

そんなくだらないことが頭をよぎる。
「関係ない」
って言われるかもしんないけど、気になるの。
私は、あなたのなに?って、わかりきってる事だけど、期待しちゃうの…

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