Bitter Chocolate
家に入り、また荷物をまとめた。

もう、ここには帰れないから。
自意識過剰かもしれないけど、達也がここにたずねてきそうだから。
せっかく覚悟してきたのにだいなしだ。
達也の人生だけは、めちゃくちゃにしたくない。

きっと、ここをでるのは、私のためでもあり、達也のためでもあるのだ。


海外用のキャリーに、詰めれるだけのものは、全部詰めた。
はいりきらないものは、ボストンに入れ最後に、掃除をした。
もう戻ってくる気は、ないから、お礼を込めて時間をかけてやった。

学校は、親戚が理事長をやっている学校へ、転入することにした。
あらかじめ準備はしていたからスムーズに決めることができた。

明日の朝、ここを出て行こう。
この家で過ごす最後の夜は、お婆ちゃんとの思い出がたっぷり詰まった畳の部屋で過ごした。

畳の部屋は、何故かポカポカした。
< 60 / 60 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

君が見ている景色。

総文字数/4,226

恋愛(純愛)43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「君には、この空何色に見える?」 それが私達の出会いの言葉だった。 「君には、あの空何色に見えた。」 それが私達の別れの言葉だった。 君が目の明るさを失った時 どんな気持ちでしたか? 私に目の事を 笑いながら教えてくれた時、 どんな気持ちでしたか? 君がこの世で最後に発した言葉は、 小さく酸素マスクの中で呟いた。 「…愛してる、」 最後まで照れくさそうに言う君を見たら 胸がはちきれそうになった。 また、夕焼けを見た。 君が笑っているような気がしたから、
彼からの5日遅れのラブレター

総文字数/21,302

恋愛(純愛)101ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私は、胸を張って言えます……… 私の人生は、輝いている。 彼がいたから。 彼と出会ったから。 彼が笑っていたから。 彼が照れていたから。 彼が泣いていたから。 彼が怒っていたから。 彼が…………… 輝いていたから。 神様は、不公平です。 だけど……。 彼に出会わせてくれて、ありがとう。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop