指切り~in幼なじみ~

こうして俺はやっとのことで唯とひとつになることが出来たのだった。



まじで幸せすぎる。



「寝るか」

「うん」



寝る前に最後のキスをした。



軽いヤツを。



唇を離すと物足りなさそうな顔をしている。



「おやすみ」

「え、うん。おやすみなさい」



気づいてるけど気づいてないふり。



俺は目を閉じて狸寝入りをしていた。



案の定、唯はやってくれた。



寝ている俺にキスをしてきた。



長いヤツを。



「寝込み襲うとかエロいぞ」

「だって、足りなかったんだもん。それに起きてるの分かってたし」



ちぇ、唯のが1枚上手だったみたいだ。



悔しくて行きも出来ないような激しいキスをお見舞いしたけどすげー満足そうだった。



いつもなら許せないけど今日は特別な夜だからいいか。



その日の夢はとても幸せな夢だったに違いない。



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