緑の食事風景
高校では3年間、友達も彼氏も作らず、と言うか作れず

ひたすら「出来るだけ家から離れた大学そして会社へ行く事」だけを考えて過ごした為

その念願が叶ったときは本当に嬉しかった。


それまでの人生で、あんなに喜んだ事も無かったのではないか、と思う。


アパートに引っ越して

解放感に溢れ安堵感に満ちた自分だけの新居を見渡したときは

感極まって雄叫びをあげたいほどであったが、近所迷惑なので思いとどまった。



そのまま特に変わった事も無くひっそりと、現在に至っている。
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