初雪恋〜あの日をもう一度君と〜

推測


その後、私はなんとかバレずに授業を受けることができた。

ただ、雪君が言った通り小テストがあり…結果は散々なものだった。

「テストどうだったぁ〜?」

テストが終わると同時に私は机に顔を伏せた。

まさか、あそこまで解けないとは…社会人なのに…。
「ん、まぁまぁってとこ」
「えっ、ウソ!?ズルイ〜」
雪君と私はクラスが同じで、しかも席も隣。
窓側だから先生にもバレにくいからよく話していた。

話す内容は大抵「勉強ヤダ〜」とか、「放課後どっか遊ぼ」とか、そんな他愛もない会話だった。


雪君の傍にいられるだけでこんなにも幸せ。
だけど、あの日が間近なのが気になる。

神様はなんで今日に私をタイムスリップさせたのだろう。
別に今より半年前とかでもいいはずなのに。

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