男子校のお姫様

駐車場について車に乗る直前、皆が円になってじゃんけんを始めた。

特に白熱しているのが、琉生兄と光君、ヒロ。

なんで急に・・・?

「やったー!」

「まぁ、俺は負けても佳音の隣譲るつもりなかったし」

突然出て来た自分の名前に頭に?を浮かべた。

話を聞くと、車の座席を決めていたようだった。

結果、あたしの隣は光君と慧になったらしい。

ワゴン車に乗り込むと駅に着くまでの間楽しくおしゃべりしていた。

運転手さんは、目的地まで送ると言ってくれたけど、皆が学生らしく電車乗りたいとか言うから、駅までなんだ。

その後、駅に着くと電車が来るまでの間、ホームでおしゃべりをしながら待っていた。

・・・だけど・・・

「・・・目立ちすぎ・・・」

そう。イケメンぞろいのせいで、すごい注目されてるんだよね・・・。

周りからは黄色い悲鳴が・・・。

居心地悪い・・・。

そんなとき、5人組の派手なかんじの女の子達が近づいてきた。

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