狼ゴコロは愛のイロ
「でも、あのおかげで社内での雅の株は上がったんだよ」
「そうなの?」
「うん。皆見直したって言ってた」
「そっか。じゃぁ良い虫除けにもなったかな?」
「虫除けって・・・。あたしは雅だけよ?」
「違うよ。玖美のことは信じてるけど、男は信用ならないの。俺が見てない時に何かされたらどうするんだ」
真剣な眼差しにちょっとだけ、ううん、結構胸がキュンとなった。
と、その時ふと思い出した。
「あ、そう言えばこの前上司にお尻触られた」
「えっ!!!?」
大きな驚きの声とともに立ち上がる雅。
「ちょっと、のどかと龍一くん起きちゃうよ」
そう、実は今日は二人も呼んで四人で飲んで食べて、あたしを慰める会みたいなものをやっていた。
でも、いつかの日のように二人は先に潰れて寝ていた。
「そんなの関係ない!!玖美のお尻に触れていいのは俺だけだ!」
そういうと、おろおろするあたしを抱き上げ寝室に向かう雅。