隣人は高校教師


「それが俺の答え」

??

意味分からないという顔をしていたのか、少し笑って言った。

「大学生だったら、断ってなかった。
俺にとって高校生は生徒でしかないし。」

「…そんな理由で断られちゃたまんないですけどね。」

そう言った後彼の返事がなくなった。
不思議に思って彼の顔を見ると、眉を垂らして切ない顔をしていた。

「……え。」

「舞ちゃんも結構キツイね。」

あ、どうしよう。
さすがに言い過ぎたかな…

「あの、でも……」

仕方ないですよね、とフォローしようとした瞬間、思い切り抱きしめられた。
あまりにも勢い良くだったので、ヒャッ!と小さく叫んだ。

「…隣人が高校生だったら、こんな風にはならなかった。
それって、舞ちゃんが中学生はなしって言ってるのと一緒じゃないの?」

……確かに、あたしが中学生なんでダメなの?って言われたら逆になんでいいと思うの?って聞く。

そうか。そういう事か。

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