姫の笑顔は俺のもの
「黙って聞いてれば!ふざけんなよっ」

「いや、ふざけてないですけど・・・」

「あっ私、噂で聞いたんだけどさ、あんた親の権力使って転校してきたって本当?」


「・・・なんですかそれ」


「結構噂になってんの。あと、昔はいじめがハンパなかったとか」


「所詮噂は噂ですよ。全部『嘘』です」

「あっそう。まあ最初からそんなことどうでも良かったけど」


じゃあ聞くなよ


「とりあえず、敵は私達だけじゃないって覚えておきなよ」

「どんな目に合っても知らないから」


それだけ言って走り去っていく
忠告なんていらない

もとからそんなの覚悟出来てる・・・


「はあ、寮行かないと。結構遅くなったけど門限とかあるのかな?」


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