姫の笑顔は俺のもの
「姫・・・・辛かったよね」

ギュッと抱きしめてくる燐
力強いけど、優しい

「り、燐?」

「誰にも頼らずに、ずっと居たんだな・・・。姫は全然弱くなんかないよ。ずっと一人で頑張ってたじゃないか」

「葵・・・アタシは弱いよ。何にも頑張れてない」

「ううん。強いよ、姫は十分強いし頑張ってる」

「そうだよ。僕だったら、そんな辛い境遇の陥ったらどうなってるかな・・・想像もできないよ。でも、多分自殺とか考えちゃうかもしれない。だけど、姫は違うでしょ?どうして生まれた来たのか・・・それを探し求めてるために生きてる。まだ答えは出せてないけど、一人でしっかり生きてるよ」

「強かったら・・・リストカットなんてしないよ。ちゃんと生きてるって、自傷行為をしない感じられない人間なんだ」

「俺は、リストカットで留めれるほうがすごいと思うけどな」

「・・・これを見て、そんな言葉をかけてくれるなんて。つくづく変な人たちだな」

「姫、僕たちは軽蔑何てしないよ?今の話を聞いて、むしろ守ってあげたいなって思った」

「俺もだ」

「・・・ああ。だから、お前はもう一人で頑張らなくていい。お前が困ってたら、俺たちが必ず助ける」

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