メルラバ
「わかりました。ありがとうございました」


一人のレポーターがマイクを引くのをキッカケに、私の周りを取り囲んでいた人の壁が、あっけなく崩れていく。


もう私には目もくれず、機材を片付けだし、野次馬も一人また一人と帰って行った。


あまりにあっけない幕切れに、なんだこんなもんかと思う自分がいる。

だけどそう思えるのはきっと、楡川さんのおかげ。
< 297 / 518 >

この作品をシェア

pagetop