メルラバ
予想外だったのか。
今度は秋が返事に詰まる番。


ほら、そんなもんじゃない。
言えって言われたら言えなくなるもんなんだよ。

だけど秋が考えていることは、私が思っていることと全く質が違っていた。


「そんなん言うたら、朝まで一緒におることになりますけど?」


あぁ。
あぁ、そういう…。

いつかの夜の記憶がプレイバックする。

言葉をなくしてしまった私に、秋が優しく頭を撫ぜてくれた。
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