GEDOU―樹守る貴公子―


 自分がこの道を選んだのは自分の責任だ。

 だが、そんな自分に「人である道をゆく」という選択肢を与えた莢が、天冥は不憫でならない。

 天冥は、ぼうっとしたまま京を見つめていた。




















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