ジュエリー 君がくれた宝石
双子達は
久々の瞬ちゃんとの再会に
舞い上がっているようだ

美優の
「かっこいい!」
という言葉に
瞬ちゃんはデレデレしている

「そぉかあ?パパはそんなにかっこいいか?」
こんなことまで言っている

私が呆れていると…

「飴…ちょっと話があるから二人きりになりたい」

どきどきしながらも
双子を廊下で待たせておいて
再び病室に帰ってくると…


「何よ!話って…」

呆れていたのでキレ気味にいうと
瞬ちゃんは真剣な顔でこういった

「これ…受け取ってくれないか?」

箱を手渡されたので
あけてみると…

箱の中身は
『指輪』だった

「瞬ちゃん!これって…」

「俺と結婚してくれないか?」

プロポーズ!!
うれしい
付き合ったときからずっと夢に見ていた
この瞬間…

「…でもお母さん達とかに許しもらいにいかなくていいの?」

「もう飴の両親にも俺の両親にも許可もらったよ!」

いつの間に瞬ちゃん話つけてくれてたの?

「いつお母さん達に言ったの?」

「昨日かな。電話で言った。俺動けないからさ」

結婚のこと考えてくれてたんだ…

瞬ちゃんはもう一度言った

「姫川飴さん。僕と結婚してくれますか?」

私は迷わず言った

「お願いします。」
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