高校生警察!
いざ、ミクライへ

平和な日常


ガララララ・・・


『おはよー』


「おっはよーっ」


「おー、はよ

珍しいな、みるくがチャイムギリギリなんてさ」


『うん、電車一つ遅いの乗っちゃったからね』




私の名前は春愛<ハルアイ> みるく、高校一年生です

7月もそろそろ終わりに近づいてきました




「明日から夏休みだよ、な・つ・や・す・み」



このちょっとバカそうなのが
奈央<ナオ>




「そうだなー、バイトするかな・・・」




で、こっちのボーイッシュなのが
美晴<ミハル>




『バイトしないと出て行くばっかだもんね』


「みるくちゃんはバイトするの?」


『うん、するよー もう決まってる』


「大丈夫なのか?
ヘマして皿何枚も割ってそうだけど」


『飲食店じゃないから大丈夫です!』





ベーっと舌を出したらデコピンされた・・・

美晴のデコピンをくらうと一瞬頭が機能しないくらい痛い





『あ、もうみんな体育館行ってるよ!』


「校長の話ダリー・・・」


「大半が聞いてないんだしもう要らないでしょ」


『真夏の体育館、密集する生徒、長い話
聞くほうのみにもなって欲しい』


「校長も高校生のころはそう思ってたんだろーな」





なんて誰もが思う愚痴をこぼしながら体育館へ向かう





「起立、礼」


あっつい中式は始まった





「夏休みだからと言ってはじけ過ぎないようにな

誰かが警察に捕まってもオレは行かないぞー」





クラスに戻れば先生からの注意。
何年くらい同じような内容を聞いてるんだろ・・・





「じゃあ挨拶」


「きりーつ、礼」




ありがとうございましたー

何人かのやる気の無い声が聞こえた





『帰ろ、帰ろーう!』



「春愛、お前宿題やれよ」



『なんで私限定!?

美晴はともかく奈央も出さないよ!』



「お前は授業もろくに聞いてない

このまま行くとやばいかもなー」



『やばいって、進級が?』



「テストの点は中の上だけどな

それだけじゃ進級は難しいぞ」





ニヤニヤ笑みを浮かべながらそんなこと言うのは

私達の担任 南先生 下の名前は・・・翔、だっけ





『二学期は死ぬ気で頑張るもん』



「できないやつはそう言うよな」



『みててよね!絶対成績上げてやるっ』




私の日常。


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