俺が初恋??それってどうなの??
鏡子の唇を俺はキスで支配し続けた。



やっと離した唇に、



鏡子は肩を小さく震わせながら、



呼吸を整える。



潤んだようなその大きな瞳は、



今は俺だけを映す・・・・・。



俺は鏡子を包み込むこの感触を、



このまま終わりにしたくなかった。



「店長さんじゃなくて、優人・・・・・でいい。そう呼んで」



俺は鏡子とちゃんと向き合ってみたかった。



「え・・・・・でも」



もっと奥まで・・・・・俺に教えて。



知りたいよ。



「いいから。そう呼んで・・・・」










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