○○彼氏。【完】
ガックリ、ショックを受けるあたしを慰めるわけでもなく秋斗はスタスタと教室へ入っていった。
「おはよー、優奈。朝からどしたー?」
固まるあたしの後ろから声をかけてきたのは、高校に入学して仲良くなった、笹原志乃。
本条叶汰という草食系彼氏持ち。
もちろんあたしが秋斗を好きなことは知っている。
「あたしはもう、挫けそうです」
志乃に抱きつきながら言うと、はいはい、と言う声が聞こえた。
「嫌よ嫌よも好きのうち」
なんて笑いながら言った。