○○彼氏。【完】
となるとこれからどういうことが起こるか、あたしにも安易に想像つくわけで。
「待ってりゅ「シッ!!」
止めようとしたあたしの声は龍一の静かにしろと言う声で消された。
──ピンポンパンポーンッ
『どーも。中原龍一です。これから俺の女に嫌がらせしたやつ、ただじゃおかねぇからな。たとえ女でも。ということで、よろしく』
その瞬間放送室の向こう側から
「キャァァァァー!!」だの「イヤァァァー!!」などの悲鳴が聞こえてきた。
あぁ、やっちゃった。ほんとにやったよこの人。
呆然としているあたしの元へ大・満・足!!というような顔をした龍一がきた。