○○彼氏。【完】
あれから一週間。
拓真はあたしとすれ違っても抱きつかず、それどころか目も合わせなくなった。
「拓真くん、なーんにもしなくなっちゃったね」
そうポツリと呟いた奈緒は校庭で友達数人とサッカーしている拓真を見ながら呟いた。
「・・・・・・別に、何かしてほしいとも思ってないけど」
あたしは何も気にしてないという素振りで答えた。
「えー、ほんとに?ほんとに何も思わないの?」
「じゃあ逆にどう思えっていうのよ」
「ん〜、寂しいとか」
「ないない」
あたしは奈緒の発言を鼻で笑って流した。