下剋上はサブリミナルに【BL】
エピローグ
……その時のオレは大いなる勘違いをしていた。



あくまでも洸が言う「好き」というのは友情のカテゴリーに属するもので、キスされたり抱きしめられたりはしたものの「ずいぶんスキンシップがはげしい奴だな。意外に甘えっ子なんだな」などと、その裏に隠されていた事実を、オレはうかつにもスルーしてしまっていた。



数年後、オレはそんな自分の認識の甘さに、自分で自分を呪う羽目になる。


今よりも、もっと窮地に追い込まれる事となる。



だけど、高2の秋のその日のオレは、ただただ未来への希望を胸に、幸せを噛み締めていた訳で。



ある意味下剋上は成功したと言えない事はないのかもしれないけれど、本来思い描いていたビジョンとは180度変わってしまった、てんやわんやな未来のオレのお話は………



またいつか、
別の機会に。
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