あの頃、テレフォンボックスで
「まぁ、なにしろ
瞳子が元気そうでよかった。

佐山さん、海外多いんでしょ?

未来ちゃんは遊びたい年頃だし。


一人でいつも
何してんのかって
心配してたのよ。」



「ご心配ありがとう。
大丈夫よ、これでもなんだかんだと
忙しくしてるんだから。」


「そうね、
なんだか
楽しそうで安心した。」



私たちは
食後のお茶とデザートを食べて

しばらくして別れた。


志穂は
すっかりママの顔になっていた。





そして、
私もなんだか、すっきりして
とても気分がよかった。



・・・・ケイタくんはメル友なんだわ。


はじめての。


そして、


たった一人の。
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