雪が降る町~追憶のletter~
「あ!すみません!ちょっと電話が!失礼しまーす」
言いたいことを散々吐いたあとに颯爽と自分は彼氏の電話を取って席を外す。
そんなありさの姿に晶は物凄い疲労感からくる深い溜め息をつき、真田はそんなありさの後ろ姿を目で追って可笑しそうに笑っていた。
「10年前の大晦日かー」
「···や、ほんともういいです、その話題··」
「その時オレは18だから···」
真田が晶の“白い封筒”の思い出話を聞いて何かを考えながら話を続けている。
晶はただでさえ真田と2人きりというのに意識をしてしまうのに、さらにそんな恥ずかしい自分の話題を掘り下げられていてすぐにでもこの場を去りたい位だ。
「そっか···その白い封筒の主が、オレだったらな」
「···え?」
言いたいことを散々吐いたあとに颯爽と自分は彼氏の電話を取って席を外す。
そんなありさの姿に晶は物凄い疲労感からくる深い溜め息をつき、真田はそんなありさの後ろ姿を目で追って可笑しそうに笑っていた。
「10年前の大晦日かー」
「···や、ほんともういいです、その話題··」
「その時オレは18だから···」
真田が晶の“白い封筒”の思い出話を聞いて何かを考えながら話を続けている。
晶はただでさえ真田と2人きりというのに意識をしてしまうのに、さらにそんな恥ずかしい自分の話題を掘り下げられていてすぐにでもこの場を去りたい位だ。
「そっか···その白い封筒の主が、オレだったらな」
「···え?」